アルペンMOレコード
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* 志 鷹 美 紗
NEWCD発売中 ・「Romantic Collection」 ・「Appassionata」
月間ショパン 音楽会評 文:渋沢明 2015年11月26日 すみだトリフォニーホール・小ホール
”強い精神力・音楽性を感じる演奏”
熱情この難曲を正面から捉え、第一楽章の冒頭から非常に強いアプローチで進行し、
終盤ではややテンポを速め、第2楽章に入り対比的にややテンポを遅め、主題の静かな歌の様な表情を醸し出しながら進め、
急に強烈なフォルテッシモによって第3楽章へなだれ込む、よく考え抜かれた演奏である。この曲の熱情と言われるドラマティック性・
内面から溢れ出る志鷹の音楽が途切れる事無く終楽章まで維持され、志鷹の強い精神力・音楽性を感じる演奏であった。
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* 白 川 多 紀
NEWCD発売中 『Taki Shirakawa "MOZART"』
心洗われるモーツァルト
2016年2月14日/南麻布セントレホールで行われた白川多紀ピアノリサイタルのライブされたCDが、発売された。
このCDを通しても2つのソナタ・前奏曲とフーガ等当日の演奏が、生き生きと伝わってくるCDである、改めて聞いても
白川が構築したモーツァルト、心洗われるモーツァルトである。
雑誌ショパン5月号演奏会評
桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。ジュネーヴ高等音楽院に留学し、ソリストディプロマコースを首席で卒業。
第8回エルネスト・ファッリャ国際コンクール第3位。
活発な演奏会活動を行うと同時に桐朋学園大学附属子供のための音楽教室等で後進の指導に当たっている。
オールモーツァルトプロ:ピアノソナタ第4・6番・前奏曲とフーガ・幻想曲ニ短調・ロンド イ短調。
白川の演奏は、全体を通してテンポが少し遅い、その分高い演奏能力によって一音一音が生き生きと表現され、
あたかもモーツァルトからあふれ出る音楽をそのまま演奏しているかの様である。
ソナタ第4番、冒頭の繊細な部分1〜8小節・9小節以降の展開は、このソナタの魅力である独特な悲哀を見事に描き
出している演奏である。第6番も同様で、この大ソナタの第3楽章 第11変奏を見事に歌いきった白川のモーツァルト演奏
の極みであった。前奏曲とフーガは、テンポ・形式にとらわれない自由な前奏曲・フーガのオルガン的な、しかしあくまでも
その後のモーツアルトの作風の変化を感じさせる、スケールの大きい白川の演奏に巻き込まれる様である。
今日、モーツァルトの演奏は、早いテンポでギラギラした演奏が多い中、白川はあえて日本における一般的なモーツァルトらしい
演奏から一線を画し、特に初期の作品から得られる、溢れ出る表現に心洗われる演奏であった。
音楽評論家 渋沢 明
1.幻想曲 ニ短調KV.397
ピアノソナタ第6番 ニ長調KV.284
2.第1楽章Allegro3.第2楽章Rondeau en Polonaise4.第3楽章Tema con variazioni
ピアノソナタ第4番 変ホ長調KV.282
5.第1楽章6.第2楽章7.第3楽章
8.前奏曲とフーガ ハ長調KV.394
9.ロンド イ短調KV.511
10.「あぁ、お母さん 聞いて」の主題による12の変奏曲KV.265
* 白川多紀 ファーストアルバム "la nuit"
UP
http://www.shirakawataki.com/#!music/c1yl0
Misa ShitakaのCHOPIN WORLDついにベールを脱ぐ
志鷹美紗 セカンドアルバムRomantic CHOPIN絶賛発売中
志鷹美紗 セカンドアルバム Romantic CHOPIN 発売に当たって
以前より日本ショパン協会主催でのオール・ショパンプロ等々の演奏会で絶賛されていたショパン!ショパン国際ピアノコンクールinASIAシニアコンチェルト部門全国大会金賞の受賞歴を
持つ志鷹が、オールショパンのCDを自らが選曲した12曲どの曲もしっかりと構築されていてまさに
志鷹のショパン・ワールドの世界で極上の真珠の輝きを放ち聞く者の心を捉える演奏です。
ぜひこの志鷹のショパン・ワールドCDをお楽しみ頂ければ幸いです。
アルペンMO企画制作部
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志鷹美紗 Romantic CHOPIN について
最近の演奏傾向は、早めのテンポをとりテクニック前面に出して振幅の幅を大きくし誇張された演奏が
多くサウンド化している中このCDは 志鷹美紗の高度なテクニックと天性の表現力を持ち・それに心、
魂、音楽に対する敬愛が音楽として表れ聞き手を引き込むのであろう。
例えば、ショパンが独自の境地を開いたバラードこのCDでは第一番が収録されています。
冒頭のpesanteこの一音の重さの解釈は、ピアニスト解釈による所ですがこの重さがこの曲の
性格の左右する一つの要素と捉えて6・7小節序奏を経て第一主題の提示される部分流れと
歌わせ方がすでに志鷹ワールドで、この推進力で維持しながら山場の一つである、第二主題の
冒頭のppの歌わせ方が絶妙!展開部でのイ長調で第二主題高らかに歌い上げそこから6〜10小節の
テンポ・リズム等のゆらぎ?間?が絶妙でこの曲の最大の聞かせ所を、高いテクニックを持って
志鷹ワールドによって見事に演奏されている。
これらの事は、すべての曲の演奏に共通し歌心のあるピアニストと評される由縁であろう。
音楽評論 渋沢 明
NEW 志鷹美紗:"ワーグナー=リスト イゾルデの愛の死"このオペラ真髄を
そのままのの様な壮絶な演奏
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志鷹美紗ピアノリサイタル〜ダンテを読んで〜(ライブレコーディング)
2,800円
以前、『ムジカノーヴァ』『ショパン』等で「流麗な美しい音を持った大変音楽的な人」「深い呼吸から
紡ぎ出されるスケールの大きさと、ディテールの美しさを兼ね備えたピアニスト」と講評されていたが、
最初のラヴェルの鏡第一曲の蛾から右手4対左手3のポリリズムから始まる旋律が、絡み合う不協和音を
見事に弾きこなし瞬時にラヴェルの世界を醸しだして圧巻は海原の小舟で左手の延々と繰り返される速い
アルペジオを高い音楽性を持ってダイナミックに見事に弾きこなしている。
そしてリスト:うっとりとため息が出る様な耽美な世界を醸し出し、イゾルデの愛の死では熱く燃える
イゾルデの心を志鷹さんがさらに燃焼させ5時間にわたるこのオペラの最後の6分間のイゾルデの愛の死の
部分で無限の愛の世界へ誘ってくれる。
巡礼の年 第2年「イタリア」第7番 「ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲「音楽の悪魔」と呼ばれる
増4度音程の下行し、繰り返しあらわれる。地獄から天国への動機?から天国昇り詰めていきそしてオクターブ
での下降が5回続くそして天国の静寂と喜び、ここの部分(解放感・喜び・荘厳さ)を見事に表現し、
志鷹美紗の天性の才能を余す事無く示している。
音楽評論 渋沢 明
アルペン MO:ライブレコーディングシリーズについて
ライブ収録をCD化するにあたっては、もじ通りミスも雑音もそのまま状態でCD化する事になります、
そのため演奏者は、非常なプレシャーが掛ります。しかしながらライヴレコーディングは臨場感、会場全体の
雰囲気の変化や緊張感が感じられ演奏の流れが止まらずその演奏者の真の姿が伝わります。このCDでは志鷹美紗
の演奏が集中力を増して高揚をして行く過程が非常によく収録され、ラヴェル・リスト世界へ誘ってくれます。
このような生きた演奏は、ライブでしか味わえません。
なお今回のCD制作あたり志鷹さんに強い要望をし、承諾得られ制作に至りました。ぜひ皆様もこのCDの
素晴らしい音楽の世界をご堪能下されば幸いです。
アルペンMO企画製作部